先日ハチロクトレノ号をリフトアップした時に、
ハブベアリングのガタ発見.
だいたい車検作業では必ずハブのガタを点検するので、
ハチロクも何気なく揺すってみたのでした。
左右ともガタが少しあったので調整する事にw
マイナスドライバーでキャップを外します。
キャップが外れました。
レビン号の様に常にハイスピード(もちろんサーキットで)で
走ってる車は、
グリスが溶けて沸騰したかのように
プチプチ出てきますが、トレノ号は営業用なので大丈夫w
hatの好みはペンチを使って割りピンを抜くのですが、
工場で勝手が分らないためプライヤで作業。
ペンチでテコの原理を利用すればサクッと抜けるのですが、
今回はプライヤでも簡単に抜けました。
そのままプライヤでナットのロックカバーを外します。
ペンチを使った場合は手で外すので、
手にグリスがベッタリ付くので今回はラッキー^^
これも本来はボックスレンチにスピンナハンドルで
調整するのですが、そのままプライヤでいっちゃいましたw
もちろんお客様の車ならキチンとした工具は使います。
正規にはトルクレンチも使うのですが、
これも昔の感覚でバッチリでしょう。
言葉で説明するのは不可能なのですが、
大まかな方法だけ書いておきます。
1、一度ナットを緩めてタイヤを回します
2、軽く回るのを確認したら軽く締めていきます
3、重くなったところで一旦停めてから、
ぐっと締め込みます
(30゜~60゜くらい、車によって変えます)
4、タイヤを回してベアリングを馴染ませます。
ベアリングに抵抗が掛かっているので、
(1)よりも直ぐに止まります。
5、もう一度ベアリングを軽くなるまで緩めます。
6、重くなるまで締め付けて、そこからキュッと締めたら調整終了。
このキュッが一番難しいところで、締めすぎてはいけません。
角度で言ったら何度だろ? 15゜位かな?
これも車によって変えるのであくまでも参考程度に。
7、ホイールの上と下を持ってガタを点検
今回はガタがあったので、
もう一度緩めて3からやり直し。
8、ガタが無くなったら、ホイールを回して軽く回るか点検。
9、良かったらロックカバーと割りピン、カバーを付けて終了。
こんな感じでしょうか。
昔は車検の時に、ベアリングを外してグリスを入れ替えたものですが、
最近はやらなくなりましたね。
ベアリングを替える時にグリスを入れるくらいでしょうか。
トレノ号もグリスを替えるべきなんでしょうが、
手が汚れるので止めときましたw
そのまま調整したので、
キュッのところが経験した事が無いくらいに
締めこまないとガタが消えませんでした。
もう28万km走ってるのに替えた記憶が無いので、
完全にベアリングの替え時でしたね^^
割りピンを挿して、キャップを付けたら終了ですw
左右で10分の作業でした^^