結局フロントブレーキキャリパーをオーバーホールすることになりました。
ブリーダプラグは無事に緩めることが出来たので、工場に持っていってオーバーホール。
何年もキャリパー単体で寝ていたのでボルトも硬い。
バイスの力を借りないと緩みませんでした。
右側にはお亡くなりになられたキャリパーが横たわってます。
キャリパー単体。
やっぱりサビがスゴイ。
ブレーキホース取り付け部からエアガンを吹いてピントンを抜きます。
ピストンが『ボンッ』という音と共に飛び出してきました。
今回クッションに使ったのは目の前に落ちていたマフラーの吊りゴム。
中々いい感じで効いてくれました。
やはりシリンダーの中にもサビがあります
特にダストブーツの近辺はキョーレツなサビ。
まあ気にしないで作業を続けます
ピストンも口に近いところが特にヒドイ。
バフを掛けて磨きます。
例によってバフ掛け→100番ペーパー→400番ペーパーと磨いていって綺麗になりました。
続けてシリンダーを掃除します。
ドリルに回転ブラシを付けて磨いていきます。
回転ブラシだけだとこんな程度。
シリンダーの中は大分綺麗になりましたが、ダストブーツの付く口の辺りのサビは落ちてません。
こちらは40番からスタートして40番→100番→400番と磨いていきました。
まあ口元はそれ程神経質にならなくても良い場所なのでオーケーでしょう。
集中して組んでいたら写真を撮るのを忘れてました。
特に難しいことは無く、固着しないグリスを塗って組みました。
後は組んでエア抜きをしたら終了。
テンメッシュのブレーキホースに組んだら何故か半回転合いません。
こんな経験は無いのですが何でだろ。
前に付いていたキャリパーとねじ山のスタートが半回転ずれているのだろうか。
もう半回転締めることは出来ないので、ホースが捻れてしまってます。
ブレーキホースの車体側を緩めて調整するしかありません。
冬の塩カルの影響かこうゆう所もガッチガチ。
スパナでは緩まないので、また工場にユニオンナットレンチを取りに行きました。
外れたホースを無理の無い角度で付け直します。
エア抜きをして無事終了。
たぶん今回付けたキャリパーは白レビンのキャリパーではないかと思います。
トレノ号は街乗り主体の営業車なのでノーマルブレーキで構いませんが、白レビンはノーマルでは持たずにFC3Sキャリパーに付け替えてあります。
白レビでサンデーレースをした時に、パッドの裏金が見事に反っくりり返って死にそうな目にあった事があるのです。
かなりの熱が入ったまま放置していたキャリパーですが、使えるもんですね。