先日ハチロクトレノ号のリヤディスクを交換しました。
前々からこんな状態なのは分っていたのですが、車屋のサガと言うのでしょうか
街乗り仕様のトレノ号
このまま乗っていても大きな問題は無いと知っているので、ついそのままにしてました。
しいて問題と言えば、ブレーキを残したまま交差点に入る時など
グォングォンとブレーキ回りから音が出ていたくらい。
この際ブレーキ回りの総点検をすることにしました。
リフトアップしてタイヤを外してみると、思っていたよりも状態が悪い。ローターの真ん中1/3位しか使われてませんでした。
普通はここで新品ローター。
しかしhatは違います。
白レビン用に大型ローターを入れて、外したローターをトレノ号にと考えましたが、結局倉庫を見ていたら保管してあるホーシング2個に合計4枚のディスクが付いているのを発見。
このうちの1枚をゲット
これもかなりヤバい状態。
ダメならダメで諦めれば良いので交換に入ります。
実は何年か前にお客様用に新品のブレーキローターを取り寄せたのですが、1枚余ったので左リヤに入れてパッドも左だけ新品を入れてあります。
今回はその時はまともだった右リヤのブレーキ交換になります。
キャリパーを外したらパッドが大変なことに!!
半分がボロボロになって落ちてきました・・・
実際残っているのも1mm位。
ギリギリのタイミングでセーフ。
これでパッド交換も必要になりました
ローターを外しにかかります。
サービスホールにボルトをねじ込み、軽くハンマーで叩くと簡単に取りました。
濡れているのはワコーズのラスペネ。
まあ高級なCRCです。
2枚並べてみました。
下にあるのはいつものサンダー。
普通は新品に交換するか、研磨に出します。
綺麗に削らないとバイブレーションの元。
hatもお客様の車ならやりません。
ところが自分の車は何でもやってみたくなるのです
まあまあ十分なくらい綺麗になりました。
裏っ側(さっき見えていた方)も削ります
こちら側は少しサビが深くて綺麗な面にはなりませんでしたが、ブレーキを踏んでいるうちに綺麗になるでしょう。
ローターはオッケー!
あとはパッドです。
今回はローターが完全では無いので、パッドも新品で無く中古を使います。
どれにしようかな・・・
緑のパッドにしました。
かなり昔に使っていたので何だったか覚えてません。
エンドレスだっけ。
ローターとキャリパー、パッドをセットしたらピストンを戻してあげなければいけません。
めったに使わない、この時だけのSST(スペシャルサービスツール)。
リヤのピストンはフロントのように押すだけでは戻ってくれないのです。
ピストンの溝にサイコロのツメを引っ掛けて、ラチェットでねじ込みます。
ピストンが戻ったところでキャリパーを付けて終了。
の予定が、またまた問題が
やっぱり冬に走るので、塩カルの影響かキャリパーのトルクプレートが固着していてスライドしません。
押しても引いても、ハンマーで叩いても動かない。
裏のキャップを外してラスペネを吹きましたがダメ。
無理をすればスライドピンが曲がってしまう。
結局この日の作業、ここで打ち切り。
パッドを薄いものに替えてキャリパーを付けました。
タイヤを付けて終了。
この状態だと外側のブレーキが効かない事になります
無理に激しいブレーキを踏むと、上手くいけばピンがずれてブレーキが効くようになる。
その場合は1度効いてしまえば戻らずに引きずることになりそう。
経験上の予想ではスライドしないでピンが曲がるでしょう。
部品が来るまでは、そーっとブレーキを踏むことにします。